アフターサービス
定期点検
日常点検では実施できない防錆効果の確認や付属機器の機能確認、安全確保のための検査となります。
定期点検の概要
● WHY(なぜ)
日常点検にて実施できない精緻な点検を行うため
● WHEN(いつ)
- 6か月点検:6ヵ月ごと
- 1年点検:1年ごと
- 分解点検:設置当初は2年目、それ以降は3年ごと
● WHO(だれが)
LPガス販売業者、機器製造者、サービス代理店
● HOW(どのように)
検査内容 | 6ヵ月点検 | 1年点検 | 分解点検 |
---|---|---|---|
計器類(圧力計温度計・水位計) | ◯ | ◯ | ◯ |
圧力調整機構 | ◯ | ◯ | ◯ |
保安機構 | ◯ | ◯ | ◯ |
制御機構 | ◯ | ◯ | ◯ |
熱交換器の漏洩確認 | ◯ | ◯ | |
水質管理(使用水交換・防錆剤投入) | ◯ | ◯ | |
熱交換器の腐食状況確認 | ◯ | ||
温水槽の腐食状況確認 | ◯ | ||
附属機器の点検 | ◯ | ||
劣化消耗部品の交換 | ◯ |
- 1年点検と分解点検はベーパーライザーの運転を停止させての実施となります。
定期点検の詳細
● WHEN(いつ)
● WHO(誰が)
6ヵ月点検 | 1年点検 | 分解点検 | |
---|---|---|---|
LPガス販売業者 | ◯ | ◯ | – |
機器製造者 | ◯ | ◯ | ◯ |
サービス代理店 | ◯ | ◯ | ◯ |
● HOW(どのように)
水質管理
熱交換器は温水に触れているため水質管理が必要です。水質管理を疎かにすると、写真のように熱交換器や温水槽の腐食が著しく進行し、事故の原因にもなります。温水を1年ごとに入れ替え、規定量の防錆剤を投入してください。メンテにゃんの『にゃんポイントアドバイス』<水質管理>
- 井戸水や工業用水を使用するのではなく、必ず上水道水を使用して下さい。
- また防錆剤は経年劣化し、防錆効果が低下します。定期的に投入が必要です。
- また寒冷地では不凍液が必要になりますので、温水と同様に定期的な入替をご推奨いたします。
● 動画(水質確認)
ベーパーライザーの排水バルブから水を採取し、phと防錆剤濃度を測定。定期的な水質管理により、事前に腐食状況を簡易的に調査する事が可能。
● 分解検査
分解検査前のベーパーライザーになります。
液減圧弁、温度計、圧力計を取り外した後、熱交換器を取り出します。
液減圧弁の分解点検の写真になります。 その際に取り外した圧力計、温度計の器差検査も同時に実施します。
熱交換器を取り出し、溶接箇所の状況や腐食確認を行います。
熱交換器の肉厚測定を実施します。
圧力調整器の分解検査状況です。
温水槽の清掃及び水の入替状況です。
最後にベーパーライザーの総合気密試験で漏れが無い事を確認し、試運転後、分解点検完了となります。